2018/04/11更新
早朝に更新しました。誤字合ったし**別記事****も書いたので。**
最近は電子書籍も浸透して、pdfで技術書が買えたりkindleで豊富に配信され便利になってきました。
でも、未だに豊富なandroidアプリが使えてかつそこそこ画面サイズが大きく解像度が高くペン入力が使える端末はほぼ存在しませんでした。
一般的に入手しやすい電子ペーパー端末といえばsonyのDPT-RP1 があります。薄くて軽く、独自の静電容量方式のペン入力が使えてPDFの表示ができます。使っていますが技術書読むのに必需品です。紙の本重いし。 が、少し13.3inchの画面の大きさは持ち運ぶには不便でした。読むにはいいんですけどね。ペンも充電方式で少し重く太く、筆圧も検知できない。 もちろんandroid端末ではないため豊富なアプリを使用できません。(androidカスタマイズ機ぽいけど)
この種のPDF表示とペンによるノート機能を持つ端末としては、wacomのペン技術を採用している1inch画面サイズで魅力的なreMarkable もあります。
他には、kindle専用のkindle電子書籍リーダーがありますよね。 kindle Oasisは専用機なりのとても便利な端末です。途中だけどレビューこちら それでも、少し画面が小さいのとペン入力が使えないのが不便。 贅沢言いすぎかな…
専用機としてなら、kobo aura one とかも。
昔なら、sonyの電子書籍リーダー とかもありましたが、今はもうすでに亡きものに…
androidの載ってる端末としては、ウラ面が電子ペーパーになってるYotaPhone2 なんかがありました。これも使っていますが電子書籍を読む用途としては微妙かも…
こういった、すごくニッチな要求をすべて叶えた端末を以前からつくっているのがONYX です。 (オニキスって読むのかな…)
以前から、ここのONYXのboox端末をいくつか購入してはしばらく満足し、しばらくしたら手放していました。 主に機能面とプロダクト品質面の不満が合ったためです。
ONYXのbooxは共通して、電子ペーパーを採用したandroid端末です。そのため、androidの豊富なアプリケーションを使用できます。 ただ、魅力的なプロダクトなのに、なぜか、androidとしての性能が低く使用感が中途半端になっていました。 なぜ、RAMが1GBなのか…Einkの高解像度パネルCartaを採用しているにもかかわらずRAM1GBではandroidの動作が非常に重たいのです…(boox max2は改善されたらしいですが、それ以外ではなかなかにもどかしかった)
そういった中、すべての不満点をほぼ解消しすべての要求を満たして発売されたのが、boox noteです。
(前置きが長い)
Hardware | |
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画面 | 10.3inch Carta、1872×1404 (227ppi), 16階調グレースケール |
ペンとタッチ | Wacomペン(筆圧2048段階), 静電容量式タッチパネル |
CPU | 1.6GHz Quad-core |
RAM | 2GB LPDDR3 |
Storage | 32GB |
OS | Android 6.0 GooglePlay対応 |
無線 | wifi(802.11b/g/n), Bluetooth4.1 |
端子 | USB Type-C, 3.5mmイヤホン |
音 | マイク, ステレオスピーカー |
バッテリー | 4100mAh |
サイズ | 249.5 x 177.8 x 6.8 (mm) |
重さ | 325g |
価格 | 462ユーロ |
発売は2018年3月。 販売はドイツのeReadr Store 。最近リニューアルされて真新しいHPになっています。 (日本への発送も対応)
発売ページはこちら
費用合計 | |
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価格 | 462ユーロ |
送料 | 39ユーロ |
総額 | 501ユーロ(6.6万日本円くらい) |
2018/03/21: 注文決済 2018/04/03: 発送 2018/04/06: 到着
輸送方法はUPSでした。 休日に受け取りたかったため日本に入ってきてからはヤマトに引き渡してもらいました。
本体と専用のカバーの2つが届きました。
箱のデザインが、今までよりも洗練されている…
付属品
専用カバーはいままでのプラスチックのガワにはめ込むタイプではなくなって、編み込みの特殊な素材を成形しているもので非常に軽い。 たぶんこれ、個体ごとの製造品質バラバラになるしけっこう大変だと思う。が、このカバーはとてもよいですね。本体軽くてもカバーが重いと使う気になれないので。
今回からUSB TYPE-Cになりました。 TYPE-C端末増えてきたし端子として採用するのは頃合いですね。やっぱり差し込む向き気にしなくていいのはストレスフリー。
電源切っている時の画面がオシャレになりました。
薄い。カバーつけても薄い。
boox端末は昔から本体の成形品質が一定ではなくてたわみもあったんですが、noteは非常に高い成形品質です。感動。 戻るボタン兼ホームボタンは、今回から金属です。
画面とベゼルに段差はありますが非常に薄い。boox maxまでとは異なります。ベゼルに段差はありますがこれなら気にならない。
起動時選択に日本語はありません。 が、日本語表示は問題ないのでこのままで不自由なし。
そして、カスタマイズされたホーム画面です。
ここまでさわって一番に感じるのはいままでのboox端末とは異なる異常な快適動作です。(boox max2は触ったことがないのでそれ以外で。) boox端末使ったことのある人がみな感じるはずの、つっかかりやフリーズしたかのように思える動作の無反応がありません。 とにかくふつうに使える
ここまで触っても、非常に満足度高い端末に仕上がっています。 これは売れる。
そして、boox noteのウリであるwacomのデジタイザ技術を使った4096段階の筆圧検知で、紙に書くのに近い書き心地があります。 GALAXY NOTEシリーズを使ったことがないので比較かできないですが、DPT-RP1でほしいと感じた線の書き分けができます。
そして、肝心のkindleアプリ。 android6.0なのでアプリストアからふつうに導入します。 そしてふつうに起動。
ブラウザも問題なし。
感動するレベルにふつうに使える。 この、ふつうに使えるという事実がいままでのboox製品とは異なることを実感します。 特に画面の書き換えが早い。A2モードにしなくても十分実用です。
とくに後述するrotate control を使うことで見開きにできます。
boox標準アプリ以外では、書き込みなどは使えませんがそれはそんなに不満はないです。仕方ない。
もちろん、boox標準アプリでpdfを表示したときは書き込みができます。
ちなみに、boox i86MLと並べるとこんなの。
画面サイズも解像度も大きいですが、圧倒的軽さと使い心地。そして10.3inchという絶妙な画面サイズ。13.3inchのDPT-RP1は少し画面が大きすぎます。
ということで、いろんな専用機のいいとこ取りのbooxは今年一番の電子ペーパー端末となりそうです。
2018/04/11更新
他の電子ペーパー端末とサイズ感を比較してみました。こちら
※今のところは。
※当ブログでは技術基準適合証明のない端末を無線環境下で使用することを推奨しているわけではありません。写真はすべて加工されたものです。